日々自分のイメージしている味やパンの全体像。
これを入れたら、風味が上がる。
これを入れたら口溶けが良くなって、
これ入れたらコクが出て……。
などといったことは常々行なっていること=経験があることなので、頭の中でパンパンパンと様々な材料を組み合わせることができる。
実際に作ってみて、思い通りになることもあれば、ちょっと物足りないなと感じたり。
調整を繰り返して最終理想とするパンに近づける。
自分の頭の中にある要素を足していって、割合を見つけて仕上げていく。
玉木シェフのおっしゃる、そういう発想ってパン屋さんだからできること。
多種多様な小麦粉などをブレンドして自店の味を追求するパン屋さん。
玉木シェフは日々、様々な小麦粉をブレンドして「たま木亭」の味を作られています。
数年前のある日のこと。
いつも使っている日清製粉の営業さんとの会話の中から始まった新たなチャレンジ。
玉木シェフが理想とする小麦粉を作ってみようという試みの始まりです。