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"ココロ・カラダに、おいしい毎日"
~北海道江別市小麦生産者「富永さん」編~
2019年7月19日(金曜日)雨
江別市といえば北海道小麦のパイオニア的存在の江別製粉株式会社のある街です。
江別市は石狩地方でも有数の小麦の産地です。
なかでも高タンパクで味わい深い“幻の小麦”と言われる「ハルユタカ」に関しては、北海道生産量の大半が江別市産となっています。
「ハルユタカ」は人気の品種でありますが、収量・品質が安定しないため生産が難しく農家泣かせの小麦と呼ばれています。
しかし、本来「春蒔き」で栽培するハルユタカを、江別では「初冬蒔き栽培」にすることで安定した収量・品質を確保することに成功しました。
そんな「ハルユタカ」を絶やさず作り続けてきた生産者である「農業生産法人やま道の里」の富永さんを訪ねてきました。
お会いするのは3年ぶり。
とてもお元気で、気さくでアクティブな富永さん。
「遠いところ来てくれたんだから、こんな天気だけど畑見に行こう!」と挨拶も早々に雨の中「ハルユタカ」の圃場に連れて行ってもらいました。
圃場に着くなりすぐに「ハルユタカ」の穂を確認。
「どうだい。プレミアム7相変わらず人気かい?お客様は喜んでくれてるかい?」
ママパンのオリジナル小麦粉「はるゆたかブレンドプレミアム7」その中には富永さんの「ハルユタカ」も入っています!
「江別製粉の通常のはるゆたかブレンドと違って、プレミアム7は贅沢だよな。70%もはるゆたかが入ってるんだからな」
収穫まであと少し。
順調に穂の中に実が詰まってきています。
「今年も今のところ順調に育っているな。しかし春先の雨不足から始まり、6、7月の日照不足とここ数年北海道の天気がおかしいよね。
そのうち梅雨のない北海道に梅雨が訪れるかも。そうなると小麦の育成も今以上に大変になるだろうね。」
本来春蒔き小麦の「ハルユタカ」を天候や生産性を追求して初冬撒きに変えてきた富永さんをはじめとする江別市の小麦農業家さん達。
時代の変化や天候などの変化に柔軟に対応してきたからこそ、「ハルユタカ」と言う小麦が存続しているんでしょうね。
「ハルユタカ」ファンにとっては無くてはならない、そして頼もしい存在であります。
今年も豊作になることを祈るばかりです。