LIFE
is like a
SANDWICH
パンを楽しむ、世界を味わう、
おいしいレシピの組み立て方

2025年7月2日(水)
会場:株式会社トクラ大阪
主催:株式会社トクラ大阪 戸倉商事株式会社
協力:エア・ウォーターアグリ&フーズ株式会社


Instructor講師のご紹介

ナガタ ユイ氏

フードコーディネーター

@yui_ngt

新卒で大山ハムに入社。
営業活動の一環でサンドイッチをつくり始めたのがきっかけで、その魅力に取りつかれる。
13年を経て退職後、研鑽を積み、独立。サンドイッチやパンのある食卓を中心に、メニュー開発コンサルティング、書籍や広告のフードコーディネートなど、幅広く食の提案に携わる。日本ソムリエ協会認定ソムリエ、チーズプロフェッショナル協会認定チーズプロフェッショナル、国際中医薬膳師、ル・コルドン・ブルーのグラン・ディプロム取得。著書に『サンドイッチの発想と組み立て』『卵とパンの組み立て方』『トーストの発想と組み立て』(誠文堂新光社)『テリーヌ&パテ』(河出書房新社)等。

Opening開会の挨拶

エア・ウォーターアグリ&フーズ株式会社代表取締役社長松本憲一様

弊社取締役副社長・トクラ大阪代表取締役社長杉江

エア・ウォーターアグリ&フーズ株式会社代表取締役社長松本憲一様、弊社取締役副社長・トクラ大阪代表取締役社長杉江のご挨拶で講習会がスタートしました。

Ingredients大山ハム

大山ハム

シンプルながら
手間を惜しまないこと。

今回のサンドイッチのメイン食材となる「ハム・ソーセージ」を提供いただいた大山ハムについてご紹介。
半世紀以上前にドイツ人マイスターから学んだ本場ドイツのハムづくりとクラフトマンシップは、今でも職人から職人へと変わらずに受け継がれています。機械だけに頼らない、職人の確かな目と技術は、大山ハムのおいしさを支え続けています。
そんな大山ハムは、ママパンはもちろん、当社の卸売事業部でも引き合いの多いブランドです。多くのプロのニーズに応える確かな品質と味わいをお楽しみいただけます。

大山ハム製品 一覧
WAY OF THINKING
サンドイッチづくりで、
1番大切にしたのは「考え方」。

ナガタさんは、今回ご協力いただいている「大山ハム(現 エア・ウォーターアグリ&フーズ)」で以前働いていました。
ベーカリーさんとの取引が多い同社にて、大手や様々なお店に新入社員の時からサンドイッチの提案などに行ったそうです。
提案先へのご要望に応える為には知識を得ていかないといけないと感じられ、パンや料理の勉強、フランスのパン文化への理解、資格取得などもしていきながら、提案でもだんだんお話しを聞いてもらえるように。
ですが、「サンドイッチ」を学ぶ場は当時はなく、大山ハムとしてサンドイッチの講習会などを行われます。
講習会を重ねる中、「ハム以外のサンドイッチもやりたい。」と転職を決意され、色々な偶然が重なりフリーランスへと転身。
最初の著書『サンドイッチの発想と組み立て』(2012年出版)は、大山ハムの中で経験したことやご自身の積み重ねてきたものである13年間をまとめた「サンドイッチの卒業論文」として出版社へ企画を持ち込み、大変ではありましたが出版が叶いました。
これで終わりと考えてましたが、出版後、多くの反響があり、もっとサンドイッチを深堀しないといけないと今日に至ります。

ナガタさんが、サンドイッチづくりで1番大切にしているのは「考え方」です。

「ハムサンド」と聞いて、a~cの中からどれを思い浮かべますか?
a.食パンとロースハム
b.チャバッタと生ハム
c.バゲットとジャンボン


ベーカリーさんなら90%、一般の方ならほぼ100%で、a.と答えられます。
ですが、パンもハムも多種多様。色々な「ハムサンド」があります。
私のハムサンド、あなたのハムサンド、彼・彼女のハムサンドは、それぞれ違うかもしれない。
パンとハム。当たり前に使っている言葉も、その人の食経験によって指すものが変わります。
それぞれを深堀りすることで見えるものが変わってくる。
それが大切な所だと考えています。

「サンドイッチ」とは?

フランスの『新ラルース料理大辞典』には「2枚の薄切りのパンに具をはさんだ冷製料理。」と記されています。
冷製料理が基本なので、温かいものはホットサンドイッチというのですね。
語源はイギリスのサンドイッチ伯爵に由来し、“sandwich”という言葉が世界中に広まりました。
フランスでも“sandwich”として浸透しています。
日本の国語辞典も「サンドイッチ」と表記されていて、ナガタさんも「サンドイッチ」という表記・発音に拘られています。
ちなみに中国語では「三明治(サンミンヂー)」といわれます。

「サンドイッチ」に使うパン

サンドイッチのパンとして定番の「食パン」。
この名前は日本独自の名称です。
日本では「あんパン」に代表される菓子パン人気がきっかけとなり、パンが大衆化したものの、米飯主体の日本ではパンはおやつでした。
そこで、おやつではないパンを「主食用のパン」として差別化するために「食パン」と呼ばれるようになりました。
私たちが「食パン」と呼んでいるパンは、18世紀にイギリスで誕生しました。
産業革命で、石炭を使った箱型のパン窯が開発されると、パン窯内部を有効利用し量産するために、パンの形も丸型から箱形に。
箱型のブリキの焼型(tin)が考案されたことで、パンは高く膨らむようになりました。
このパンが、イギリスの植民地支配の歴史と重なり、世界中に広まりました。
日本では、明治初期にイギリスから伝わり、横浜でつくられるようになりました。
これが「イギリスパン」と呼ばれるようになり、日本の食パンのルーツとなりました。
その後、第二次大戦後に進駐軍によってもたらされたアメリカ式の食パンは、蓋付きの型で焼かれた角食パンでした。
これ以前にヨーロッパから伝わったリーンなパンに比べると、油脂や砂糖が多く含まれた日本人に味覚に合うリッチなものでした。イースト(パン酵母)が普及し、小麦だけでなく、機械もアメリカから輸入され、大型の製パン工場がつくられたことや、給食でのパン食の普及も後押しし、食パンは日本の食卓に欠かせないものになりました。
サンドイッチに欠かせない、当たり前のパンにも様々な歴史や背景があります。
ナガタさんは、レシピをつくる前にその背景を知ることを大切にされています。

ABOUT SANDWICHES
サンドイッチについて
サンドイッチの基本は「ハムサンド」

冒頭のサンドイッチを思い浮かべる話のように「ハムサンド」という言葉は誰でも知っていると思いますが、もしかすると「誰も知らない」のかもしれない。
「ハムサンド」について話をしていたとしても、実は会話が成立していないのかもしれない。
そう思うほどに奥が深いものだとナガタさんは教えてくださいました。
「違いを知る」「理解する」ことで、その本質となる部分がわかるのだと感じました。

「ティーサンドイッチ」のお話

日本のサンドイッチのルーツとされているのが、イギリスで19世紀に生まれたティーサンドイッチです。
一見、「薄くて具が少ないサンドイッチ」に見えるかもしれませんが、アフタヌーンティーを楽しむ、イギリスの上流階級の食文化です。
サンドイッチではなく、バター付きのトーストが供されていたこともあり、バターは必須。薄切りにしたパンにたっぷりとバターを塗り、単一の食材をはさんだシンプルな仕立てで、キューカンバーサンドイッチは当時から愛されている象徴的なメニューです。
パンが薄いからこそ、ハムの味がストレートに感じられます。大切なのはバターの量。たっぷり塗ることで、味わいに一体感が生まれます。
よく冷やしていただくと、パンとバターと食材の一体感が楽しめます。

「カスクルート
(バゲットサンドイッチ)」のお話

基本のサンドイッチとして、最初につくっていただきたい一品です。
バゲットにたっぷりの無塩バターを塗り、カントリーローストをはさむだけ。
バゲットの気泡には、バターのかたまりがラフに入っていても大丈夫。均一化されていないからこそ、一口ごとに変化があり、味わいを印象づけます。カントリーローストはたっぷりはさみましょう。
まずは原価度外視で、一番おいしいバランスを味わってみてください。
ハムとバターだけの力強い味わいを実感した上で、現実的なバランスに再構築すると、メニューが見違えるはずです。

「パニーニ」のお話

イタリア語の“パニーノ(panino)”はサンドイッチのこと。パニーニが複数形で、パニーノは単数形。
フォカッチャやチャバタといったイタリアのパンに、イタリアのハムを合わせます。
イタリアを代表する生ハム“プロシュート”は、切りたてをたっぷりはさむのが一番。オリーブオイルが香るフォカッチャとの組み合わせは、これまた究極の味わいです。

イギリス・フランス・イタリアと同じハムサンドでも、パンも違えばハムも違う。チーズを足せば、より国での違いが出てくる。
シンプルなハムサンドだからこそ、背景を知ることでつくるのが楽しくなってきます。

あなたのが好きな
サンドイッチの具材は?

アンケート調査をすると、上位に出てくるのは「ハム」「たまご」「レタス」です。この人気は、長年変わることがありません。
様々なトレンド情報に振り回されるのではなく「それがなぜ受け入れられているのか?」を知ることが大切です。
サンドイッチは日常的なものであって、斬新さを求めているわけではない。
「サンドイッチはパンのおにぎり」と考えることをおすすめします。
「おにぎり」なら自分の好きな具はわかっているし、シンプルなものがよいと思えるのではないでしょうか?
それが何故か、サンドイッチになると迷走しがちです。
自分の食文化の中に無いものだと、変わったものをつくらないといけないと考えてしまいます。
「普通だけど、ひとつひとつの素材を吟味する」「引き算をした上で、どうしても必要な味わいだけをプラスする」、そんなことが大事です。
同じハムと卵ときゅうりでも、ちょっと組み立てを変えるだけで、売上が少しずつ伸びていくこともある。
目新しいものではなく、まずは定番のテコ入れから。一番人気の商品を、もっと美味しくすることから始めてみてください。
食材の組み合わせだけでなく、「サンドイッチに向くパン」づくりも重要です。
パンそのものから、開発できる。それがベーカリーの強みだと感じています。

「理想とするサンドイッチ」

今回の講習会は、ナガタさんがつくられた大山ハムさんのメニュー集の内容を凝縮したもので、このメニュー集のタイトルから付けられました。

映画『フォレスト・ガンプ』での
「人生はチョコレートボックスのようなもの。開けてみるまで何が入っているか分からない。」という言葉からインスピレーションを受け…

LIFE is like a SANDWICH
人生もサンドイッチのようなもの…
サンドイッチがどんなに美味しくても、自分の工夫でもっと美味しくできる。
サンドイッチの中で楽しみを発見できる。
片手間でつくるものではなく、パンと同じように愛してもらえるものになれば…

そういう想いで、このタイトルにされました。
食べてみるまで分からない美味しさ、シンプルなものこそ食べ飽きない、本質を見極めてこそ美味しくなる。
それが、ナガタさんが理想とするサンドイッチです。

日本ならではの
サンドイッチ文化をつくりたい。

近年、サンドイッチのメニュー開発ではトレンドを重視し、人気店の人気メニューを模倣する場面を多く見かけます。
でも、そのお店だからこその、開発の歴史や人気の背景が必ずあります。
同じようなメニューをつくろうとしても、背景となる知識や経験がないと自店にとっての正解を導き出すことはできません。
いろんな考え方がありますが、サンドイッチに関してはまずは「引き算」をおすすめします。自分自身が好きで美味しいと思えるもの、定番メニューを深堀りしていくことがオンリーワンの商品づくりに繋がります。
また、物価高の中で、食材選びに悩むこともあるでしょう。そんな時は、「違いを理解して使い分ける」ことが大事です。
「庶民的な食材」も「こだわりの高級食材」も、組み合わせによっての味のバランスが変わってきます。
パンと食材のバランスを揃えることが大切です。組み合わせの違和感があると、食材のよさが引き出せません。
サンドイッチは、「パンと食材のバランスを追求した料理」と考えてください。
お寿司のように、シャリとネタのバランスが大事なのです。
一緒に日本ならではのサンドイッチ文化をつくっていきたいという想いを、お話しいただきました。

SANDWICH実演いただいたサンドイッチ

DEMONSTRATION 01

ジャンボン・ブール

バゲットのカットは具材が見える角度に切るのがポイント。
本格的なバゲットにたっぷりとバターを塗って、ひだを付けながらカントリーローストをサンドし、仕上げにホワイトペッパーを振って完成。

ブラックペッパー(粗挽き)はアクセントとして、ホワイトペッパー(細挽き)は下味として使い分けをされています。
ナガタさんは、電動のペッパーミルを愛用しています。理由として、挽きたてが美味しく、挽き方が不均一になるからです。
挽きたての香りを感じつつ、不均一だからこその、程よい辛みがアクセントとして楽しめるのが魅力です。

カントリーローストは豚ロース肉ではありますが、フランスのジャンボン・ブールを意識してつくられたハム。
ハムが肉の繊維に沿って割れるのは、美味しいハムの証です。

カントリーローストハム 各種

DEMONSTRATION 02

ふんわりハムサラダ
(ジャンボン・マヨネーズ)

こちらは、ソフトタイプのフランスパンを使用します。軽い食感で、冷蔵ケースで販売しても食べやすいタイプです。
このパンなら、ジャンボン・ブールのようにバターである必要はなく、プレーンのマヨネーズを塗っています。
ボンレスシュゼット、セミドライトマト、ルッコラ、バジルマヨネーズをサンド。ソースはバジルペーストとマヨネーズを合わせて清涼感のある仕上がりに。
セミドライトマトを塩とオリーブオイルでマリネしてサンド。
主役のハムは、空気を含ませてふんわりはさむのがポイントです。

DEMONSTRATION 03

グリーンアスパラガスの
クロック・ムッシュ

パリで生まれたフランスの定番ホットサンドイッチであるクロック・ムッシュ。
ベシャメルソースは、実は必須ではありません。もともとは、2枚の薄切りパンに、グリュイエールチーズ、薄切りの赤身ハムをはさんで、表面をこんがり焼いた、シンプルなものでした。
組み立てる前に、食パンは軽くトーストするのがポイントです。表面を乾燥させることで、歯切れのいい仕上がりになります。
ベシャメルソースに関しては、重くなりすぎず、ゆるすぎないように牛乳の量を調整します。ホワイトペッパーとナツメグ少々を入れて風味よく仕上げます。
アスパラは切った時の向きを意識して並べ、ベシャメルソースを上下に塗ることで、見栄えもよく仕上がります。

上面にシュレッドチーズをのせて焼き上げますが、この場合、パンの上にチーズを直接のせても置いても広がりません。
ベシャメルソースを全体に塗ってから、チーズをのせるのがポイントです。

DEMONSTRATION 04

ティーサンドイッチ
(ハム、たまご、きゅうり、
マーマレード)

今回、4種類のティーサンドをつくっていただきました。(通常の食パンと全粒粉入りを使用。)

こちらのサンドイッチもバターはたっぷりと。耳は切り落とすので、端までは塗りません。
バターを塗るのは、パン生地への水分移行を防ぐ、片手で食べるものとしての接着剤の要素、美味しさの為です。

ハムサンドには、トリュフのオイル漬けを練り込んだトリュフバターを使用されていますが、トリュフといえど様々な種類があります。
トリュフの味わいを取り入れたいときにも、素材を知っていないと使いこなせない。黒トリュフ・白トリュフ・サマートリュフなど、それぞれを知り、香りを知らないと使いこなせない。
レモンバターも同様で、すりおろした皮と果汁を加えますが、塩味が足りないと、酸味だけが際立ってしまいます。酸味+塩味のバランスが取れると、酸味が美味しさに変わります。

DEMONSTRATION 05

厚切りベーコンマヨフランス

ソフトフランスに大山ハムの看板商品といえる乾塩ベーコンの厚切り8mmを使用した肉感がたまらないサンドイッチです。
にんにく風味のマヨネーズ、5mm輪切りのディルピクルス、紫たまねぎ、黒こしょうが乾塩ベーコンの味わいを引き立てます。

この後のポテトサラダにも出てくるにんにくマヨネーズには、お手製の「にんにくのコンフィ」が入っています。
にんにくをオイルでじっくりと加熱することで、甘みが増しマイルドな味わいに仕上げられています。
サンドする玉ねぎは生食なので、繊維を断ち切る方向で切ることで食感は柔らかくなり、辛み成分は揮発性なので抜けていくそうです。
玉ねぎの切り方も色々と比べながら、この切り方にされています。

DEMONSTRATION 06

ベーコンポテトサンド

ほっくりと蒸したじゃがいも、たっぷりのショルダーベーコン8mm、たまねぎとにんにくを加えたポテトサラダに、ベーコンの香ばしさが口いっぱいに広がるボリューム感あるサンドイッチ。

ベーコンは炒めてから入れるのがポイント。フライパンでベーコンを焼き色が付くまで加熱して、香ばしさをしっかりとつける。
炒めた後のフライパンの底に残ったものは玉ねぎを炒めて、しっかりと旨味を絡めとるようにしてポテトサラダに余すことなく加えられています。
今回、生の食パンを使用しましたがトーストしたパンを使うと香ばしさの相乗効果でより美味しく仕上がります。

DEMONSTRATION 07

薄切りトマトのベーグルBLT

サンドイッチの定番の組み合わせであるベーコン・レタス・トマト。
今回はベーグルサンドに仕上げられました。ベーグルのしっかりとした食感の中でも、具材それぞれの食感を楽しめる仕上がりでした。
トマトが薄切りである理由は、食べた時に飛び散らないようにする工夫です。

ベーコンは「ウスギリ ハーフカット」を使用。
クリームチーズには、セミドライトマトとトマトペーストを混ぜ込まれています。ソースにはケチャップとマヨネーズを合わせたオーロラソースを使用。
生のトマト・セミドライ・ペースト・ケチャップと4種のトマト素材を使用することで、「トマトの四重奏」というイメージで組み合わせられています。
具材のトマト以外にも様々なトマトの味わいを感じられました。
具材同士の間には、必ずソースを入れます。食材の少ないティーサンドのようなものは不要ですが、三段重ねのBLTなどは咀嚼していきながら味の調和が生まれます。
また、時間が経ったとしてもサンドイッチの美味しさが保たれる工夫です。

POINT
お店でも使える食パンを
使ったサンドイッチの基本動作
オペレーションの向上

パンの底を手前に、方向を一律に合わせ作業をすることを徹底すれば、複数人が絡むオペレーションでもクオリティを保ってつくることが可能です。
カットしてもパンの場所によっての食感の差などが出ないようにできます。

トマトのカット

トマトは輪切りにしてはさむ方も多いと思いますが、どこを食べてもトマトを感じれるように切り方を変えるのも美味しいサンドイッチのポイントの1つ。

■半月切り

■くし形切り

半月切りで並び方を変えれば、隙間なくトマトを味わうことも可能です。
半分カット、三角サンド、くし形切りの場合を実演いただきました。

サンドイッチのカット

食パンのサンドイッチを切る際にはよく研いだ牛刀を使いましょう。

VIEW
講習会の風景
End.最後に

サンドイッチのお話でしたが、自分の理想とするものをつくり上げることへの難しさを改めて感じました。
その中で、ただ難しいだけでなく「知ること」の楽しさも同時に感じる講習会でした。
理想を完成させる為には「背景」「食材」など多くのことを知っておく、理解しておく必要がある。
パンのことだけでなく「食材のこと」「そのサンドイッチにある背景」など、より理解を深めることが大切で知れば知るほど奥が深く、講習会中は常に頭の中を色々なことが巡っていました。

「サンドイッチ」は日本でいう「おにぎり」。
そう考えれば、シンプルでありながらより深堀りをしていけるのではないでしょうか?
皆様の今後のサンドイッチ開発や考え方へ少しでもご参考にしていただけますと幸いです。

PICK UP ITEM.

今回の講習会で使用された商品等は、
下記からご覧いただけます。

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