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焼成温度、時間はレシピ通りでよいのですか?
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そもそもオーブンには、機種によってクセがあります。
レシピに記載されている温度や時間は、あくまで目安と考えましょう。
また、予熱をする際には、家庭用のオーブンは、庫内が小さく、ドアをあけるとせっかく予熱をしていても、熱が逃げやすく、温度が下がってしまいます。
パン生地やお菓子生地を入れると、さらに温度が下がってしまいますので、オーブンを予熱する際には、プラス20℃を目安に、少し高い温度で予熱してください。
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パンの表面をパリっと仕上げるには?
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焼く前に霧吹きで水を吹きかけます。
なるべく生地から離れたところから、生地の表面がしっとりするくらいまでまんべんなく吹きかけましょう。
バゲットなどの表面がパリッとしたパンを作る場合はこの霧吹きを行います。
スチーム機能があるオーブンの場合は、そちらをご使用ください。
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山型食パンを焼くのに、薄力粉を混ぜたいのですが・・・
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薄力粉を混ぜて焼いていただいても大丈夫です。
ただ、薄力粉を混ぜていただくと強力粉だけで焼いたパンに比べて、焼き上がりの高さが低くなり、もちっとした食感が弱くなり、サックリとした軽い食感になります。
全体の粉量に対して10~15%程度を混ぜていただければ、山型食パンの高さを保ちながらも、サックリとした食感のパンをお作りいただけるかと思います。
なお、薄力粉に混ぜていただく強力粉は、国産のものよりも、タンパク量が多い外国産のほうが高さが出ます。
(タンパク量の多い強力粉ほど、ボリュームのある食パンを焼いていただくことができます。)
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ピザを作るのに、適している小麦粉・イーストは?
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生地が薄く、比較的パリッとした食感がお好みの場合には「準強力粉」、ふわふわとした食感がお好みの場合には「強力粉」がオススメです。
イーストにつきましては、「サフ ピザイースト」をお使いいただくのが、生地扱いもしやすいのでオススメです。
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ピザ特集
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パンを焼いた後、すぐに食べきれないときの保存方法を教えてください。
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パンを作った後、2~3日以内に召し上がらない場合は、1つずつラップで包み、 冷凍保存用のチャック付の袋に入れて冷凍保存します。
こうすることで、乾燥やカビからパンを守ることができます。
冷凍保存したあとは、2週間以内に食べきることをオススメします。
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食べきれずに冷凍しておいたパンを、おいしく食べるコツを教えてください。
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フランスパンのようなハード系のパンや、クロワッサンなどの折込生地のパンは「焼き戻し」をします。
常温で解凍したパンに霧吹きをかけ、予め温めておいたトースターや230℃くらいに温めたオーブンで約5分焼き上げます。
そうすることでパリッとした食感になります。
食パンやロールパンのようなソフト系のパンは、焼き戻しすると逆に固くなってしまうので、常温で解凍してからお召し上がりください。
特に食パンはトーストすると美味しいです。
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強力粉はふるったほうがいいの?
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パンを作る場合、基本的にふるう必要はありません。
ただ、あまりにもダマが多い場合はふるった方がいいでしょう。
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強力粉と薄力粉の見分けがつきません。
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手でぎゅっと握って、固まらずにさらさらしているものが強力粉です。
逆に、一つの固まりになるものが薄力粉です。
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全粒粉やライ麦粉は、どの程度配合したらよいのでしょうか?
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一般的に配合した素材の味を出すためには、小麦粉に対して15~20%副材料を混ぜる必要があります。
全粒粉やライ麦粉は粉末状なので、配合する場合には注意が必要です。配合した量だけ小麦粉を減らさなくてはなりません。このような配合を「内割」と言います。
こうすることで、全体の生地量も増えず、また、仕込み水量をかえる必要がなくなります。
なお、全粒粉の中でも、グラハムブレッドフラワーは強力タイプなので、100%でご使用いただけます。
※内割とは、粉類の全量を100%とする場合、「内割」と言います。(例:強力粉80%⁺全粒粉20%=100%)
※外割とは、風味付けや色付けなど(例えば、抹茶パウダー・ココアパウダー・野菜パウダーなど加える。)で、粉100%に対して目安3~5%程度加える配合を「外割」と言います。
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ナッツやドライフルーツの配合限度量を教えてください。
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ナッツやドライフルーツなど、配合した素材の味を出すには小麦粉に対して30~50%の量が必要になります。
もちろん、もっとナッツやドライフルーツを入れることもできますが、生地が無理なく繋がっていることを前提に考えると、このような量が目安になると思います。
※ナッツ類はローストしたり、ドライフルーツ類は洋酒などで漬け込んだりして比重(重さ)も違ってきますので、あくまでも目安とお考え下さい。
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スキムミルクを溶かそうとすると、ダマになってしまいます。
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当店が扱っているスキムミルクは、大変粒子の細かい粉末状のものです。
その為、湿気を帯びやすく水にふれると吸水してダマになりやすいです。
事前に、粉類や砂糖類と混ぜ合わせておくとダマになりにくいです。
また、家庭製パンではよりダマになりにくく溶けやすい150gサイズもご用意しております。
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サフインスタントドライイーストの赤と金はどう違うのですか?
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基本的には糖分の量で使い分けます。また、発酵のピークも異なります。
赤ラベルは、糖分の少ないパン(食パン、フランスパンなど)に向いています。
砂糖量:対粉0~12%が目安です。発酵のピークが来るのが遅いのですが、発酵力が持続するので、じっくり熟成させたいパンに向いています。
対して金ラベルは、糖分の多いパン(デニッシュ、菓子パンなど)に向いています。
砂糖量:対粉5%以上が目安です。
赤ラベルに比べて発酵のピークが早く来るので、4時間程度までで出来るパンに向いています。
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"サフ"のイーストを徹底比較
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卵の役割と効果について教えてください。
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卵黄は天然の乳化剤です。
油分と水分がなめらかに混ざるのを助けるので、卵を入れるとやわらかくしっとりとした生地になります。
また、卵液を塗ってから焼成することによって、より熱の当たりが柔らかくなり、ふんわりソフトに仕上がると同時に、クラストがより美味しそうな焼き色となり、食欲を掻き立てます。
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パン作りの際、アルカリ性の水を使ってもいいですか?
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パン生地は弱酸性なので、アルカリ性の水は向いていません。
通常は、パン生地は中性から弱酸性です。強いアルカリ性の水で生地を練って、生地が弱アルカリ性になれば、イーストの活性はたちまち落ちてしまいます。
私たちが日ごろ使用している水道水は微生物などを減らすため、塩素処理がされており、やや酸性です。パン作りには、弱酸性の水もしくは水道水をお使いください。
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メロンパンに、メロン果汁をいれたい場合、いつ入れたらいいですか?
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メロン果汁を入れられる場合は、最初のミキシングの段階から、水の一部をお好みで置き換えていただければOKです。
パン生地、ビス生地、どちらでも構いませんが、パン生地に入れた方が、メロンの香りを楽しめると思います。
メロン果汁を入れることで、少し生地がゆるみやすくなるので、水を若干控えて様子を見てください。
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フラワーシートがうまく伸びません。コツはあるのですか。
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シートの折込のコツは、生地と同じ温度・硬さにしていただくことです。
生地は縮む性質を持っているので、できるだけ縮まないように、冷蔵庫で少し冷やします。(作業しやすくなります。)
同じようにシートも冷蔵庫で冷やすと、ふたつが同じ温度・硬さになって、生地もシートも伸び、きれいな層になります。
また、伸ばす際にいきなり伸ばさずにめん棒で押さえて生地の空気を抜きながら、生地とシートをなじませるとより一体化してきれいに伸びやすくなります。
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発酵前に生地を張ったように丸めるのはなぜですか?
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生地の表面に張りをもたせることで、炭酸ガスを保持するためです。
また、発酵の状態を見極めやすくするという理由もあります。 表面を張っておかないと、発酵がすすんだとき、横に広がった状態になってしまいます。