とうもろこし100%。
メキシコの有名な定番料理トルティーヤ(トルティージャ)の生地「マサ」を作るため、石灰を用いて加工したとうもろこし粉です。
粉末にする前に石灰処理をしているので、塩と水を加えて練るだけでマサを作ることができます。
本場メキシコでマサに使用されるのは現地でマイスという名前で分類されるとうもろこしで、粒が大きく白っぽい硬粒種と呼ばれる甘味のない素朴な味が特徴です。
日本でも人気のトルティーヤやトルティーヤを使った料理のタコスだけでなくケサディーヤやエンチラーダなど、マサは焼くだけでなく茹でたり蒸したり揚げたりと調理の幅がとても広い食材です。
■トルティーヤ(トルティージャ)の作り方
1.マサをこねる
・マサ粉130gに塩を小さじ1/3加えて混ぜ合わせます。
・180ccの水を少しずつ加え、まんべんなく混ぜます。水は様子を見て加減してください。
・マサ粉はしっかりと練るととうもろこしの香りが強く出てくるので、耳たぶくらいの柔らかさになるまでしっかり練ってください。
・ひとつ30~40gの団子状に丸めます。
2.薄くのばして焼く
・マサをプレスして薄く均一にのばします。(メキシコでは専用の道具を使いますが、2枚のまな板を使うなど均等に力をかけて押さえる事ができるもので代用できます。)
※この時むらができると、キレイに焼けず味も落ちるので気を付けて下さい。
・厚めの鉄板かフライパンを熱して生地をのせ、表面が乾ききらないうちに裏返します。
・まわりの縁に焼き目がついてきたらもう一度裏返します。
・高温で一気に焼くため生地が上下の層に分かれ、中に水蒸気がこもって膨らんできます。
・へらなどで押さえて蒸気を抜き、すぐに火から外して清潔な布巾などに挟んで蒸らし、保温して完成です。
澤井 久仁子 Webデザイナー
塩と水を加えて練るだけで手軽にトルティーヤやタコスの生地を作ることが出来るマサ粉です。日本では手に入りにくい硬粒種とうもろこしを使用しているので、本場の味わいを再現したい方にもオススメです。焼く・揚げる・茹でる・蒸すなどの幅広い調理により、多種多様なメキシコ料理をお楽しみいただけます。