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基本のブラウニー

初めてのお菓子作りには材料を混ぜて焼くだけの、ブラウニーがおすすめ。
美味しく作るコツは、混ぜる時に使うゴムベラの使い方にヒミツが。
混ぜる時の持ち方、動かし方を知って
おいしいブラウニーを作りませんか。

まず「ブラウニー」とは??

アメリカ発祥のスイーツであるブラウニーは、 チョコレートの茶色を表す「ブラウン」が名前の由来とされています。
1893年のシカゴ万博にホテルのシェフが考案したのが、ブラウニーのはじまりと言われており、 シカゴ万博に参加する女性のために、ランチボックスから気軽に手で食べられるように作られたといわれています。
ブラウニーは、チョコレートの濃厚な味わいと、クッキーとケーキの間のような食感が特徴です。
天板で薄く焼いたあと、四角や棒状に切り分けて仕上げます。
またクルミやチョコチップを混ぜてアレンジしたものなど、いろいろな種類があります。

▶よく似たお菓子「ガトーショコラ」との違い

レシピ画像 レシピ画像

よく似たお菓子で「ガトーショコラ」がありますが、大きな違いは卵の使い方と薄力粉の割合なんです。

1.卵の使い方
ガトーショコラは、全卵をスポンジのように泡立てる、もしくは卵白でメレンゲを作るため、濃厚ながらふんわりしっとりに仕上がるのが特徴です。
ブラウニーは全卵を生地に混ぜ込むため、ケーキとクッキーの中間くらいの食感で目が詰まってしっとり仕上がります。

2.薄力粉の割合
レシピにもよりますが、ガトーショコラの方が薄力粉は少なめ。
ガトーショコラの方がしっとり、ブラウニーの方が表面はさっくりと中はしっとりとした焼き上がりになります。
また、ブラウニーはクルミやチョコチップなどを混ぜた、食感に変化をつけるレシピが多く見られます。

美味しいブラウニー作りにはゴムベラの使い方がポイント


ゴムベラの使い方をマスターすれば、

・火通りが良くなることで、焼きムラのない均一な状態に焼き上がり、見た目が美しく仕上がる
・食べるとしっとり食感と濃厚な味わいを堪能できる。
・美味しい状態が長持ちする(老化を遅らせる)

といった、美味しいブラウニーが出来上がります。

ゴムベラの持ち方・動かし方

How to hold & move

持ち方

持ち手横:混ざりにくいものを混ぜ合わせる時
( 動かし方 ① の場合 )
持ち手縦:比重の軽い物を
混ぜる時
( 動かし方 ② の場合 )

図のどちらも持ち方としては同じです。
※ゴムベラの持ち手部分が縦か横かだけの違いです。
親指と中指でゴムベラを挟むように持ち、取っ手の柄の部分に人差し指を添えます。
(人差し指は添えるだけで力は入れない)
手首は円を描いて回すことが出来る力加減にして下さい。
握り込んでしまうと、手首を返しながら使う時うまく扱えなくなるので注意しましょう。

動かし方

▼混ざりにくいものを混ぜ合わせる時

※ブラウニーではチョコレート生地と卵黄を混ぜ合わせます。
その他、混ざりにくいものや、硬さの違うもの、比重の違うものを混ぜ合わせる時にも使えます。
中心部分を混ぜて芯(核)をつくります。
徐々に円を大きくし芯(核)を広げていきます。 全体を馴染ませるイメージで混ぜます。

やり方を動画で!

▼ 比重の軽い物を混ぜる時

※チョコレート生地にクルミを混ぜ込みます。
その他、ホイップクリームや泡立てたスポンジ生地などを混ぜる時にも使えます。
比重の軽い物(ホイップクリームや泡立てたスポンジ生地など)を混ぜる時、手首を右利きの方は時計回り(左利きの方は反時計回り)に生地の底からすくいあげるように混ぜ合わせて、上にのせていくイメージです。

やり方を動画で!

混ぜ方をマスターしたら
早速ブラウニー作りにチャレンジ!!

「 基本のブラウニー 」


しっとり濃厚な基本のブラウニーは、少ない材料で手軽に作れる為、初心者さんにもおすすめの定番スイーツです。
味わい深いチョコレートの風味としっとりとした食感が特徴で、そのままでも、お好みでクルミやチョコチップを加えても美味しく仕上がります。
ゴムベラの使い方をマスターしたからこその、一味違う味わいをぜひお楽しみ下さい。

Basic bread Key

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