高見 豊弘シェフ
boulangerie bottira
(ブーランジェリー ボッチラ)

モバックショウ2日目の2月19日(来場者数 / 8,094人)
2024年7月に株式会社トクラ大阪にて開催しました新麦コレクション製パン講習会におきまして、講師をしていただいたboulangerie bottira(ブーランジェリー ボッチラ) オーナーの高見 豊弘シェフご夫妻をお迎えして、私どもが輸入しているドライフルーツやナッツ、その他製パン材を使用してデモンストレーションを行っていただきました。

講師のご紹介Chef

boulangerie bottira
高見 豊弘シェフ

兵庫県にあります名店「ビゴの店」にて、フィリップ・ビコ氏に師事。
基礎を徹底的に学び、Signifiant Signifie(シニフィアン シニフィエ)の志賀シェフが作る高加水パンに出会います。
芸術や音楽が多様な人を楽しませるように、日常において、パンで表現できたらとの想いで2018年に「boulangerie bottira」をオープン。

お店のご紹介Store

boulangerie bottira
ブーランジェリー ボッチラ
高見シェフのお店。夫婦二人でつくるパン屋さん。
住所:大阪府吹田市南高浜町6-28
電話::06-6383-7118(13時~16時のみ受付)
営業日:木・金・土・日曜日
営業時間:10:30-16:00 (売切れ次第閉店)

お店から、大小様々なボウルに入った種や生地をご持参くださいました。
高見シェフといえば、種・麹などを多用した唯一無二の製法です。
今回モバックショウでのデモンストレーションにおいても種、麹、イーストと様々な原材料を使用して、保水と味付け(風味)と食感(美味しさの追求)への付与を考えられたパンをお作りいただきました。

コンプレ

ママパンオリジナル小麦粉「春よ恋100Advance」と、江別製粉株式会社の「ハルユタカ全粒粉」を使用していただきました。

アレンジ~アプリコットとピスタチオとインカベリー~

微量のイースト+ホシノ+種+麹を組み合わせた唯一無二のコンプレです。
アレンジとして、ウズベキスタン産ドライアプリコットとピスタチオ、有機ゴールデンベリー(インカベリー)を組み合わせたパンもお作りいただきました。

カンパーニュ

江別製粉株式会社の「ユメチカラ100」をベースに、同会社の「石臼全粒粉(強力)」「石臼挽きライ麦全粒粉」とママパンオリジナル小麦粉「春よ恋100Advance」を使用。
コンプレ同様に、微量のイースト+ホシノ+種+麹を組み合わせ。

アレンジ~紅茶と無花果とレーズンの2種~

アレンジ~抹茶とマロングラッセとヘーゼルナッツ~

アレンジとして、トルコ産の有機ドライいちじくと有機サルタナレーズン、そこにグリーンレーズンを合わせ紅茶葉を組み合わせたパン、トルコ産の有機ヘーゼルナッツホールとマロングラッセを抹茶で合わせたパンを作っていただきました。
窯入れ前のカンパーニュ生地は、見た目はずっしりとしつつ、みずみずしさもあり、焼成後もみずみずしく、口の中で溶けていく食感でした。

リュスティック

国産小麦の中で、唯一無二な味と食感を有している江別製粉株式会社の「キタノカオリ100」のみを使用したリュスティックです。
コンプレ・カンパーニュ同様、吸水は100%超えで16℃のワインセラーで18時間発酵をとり、熟成の旨さを存分に感じられたリュスティックでした。
生地の中に私どもが自社で輸入しているPalamidas社のExvオリーブオイルを使用していただきました。

コンプレ、カンパーニュ、リュスティックと江別製粉株式会社の製品をメインに使用していただいており、当日は同社営業の三木さんに助手として参加いただきました。

バゲット

布袋食糧販売株式会社の「愛知県産きぬあかり」と江別製粉株式会社の「はるきらり100」、アグリシステム株式会社の「スム・レラ」をブレンドしたバゲットです。

アレンジ~クルミ~

アレンジ~クルミ+アンチョビオリーブ~

アレンジで有機クルミのバゲット、有機クルミ+アンチョビオリーブのバゲットもお作りいただきました。

プシエル

江別製粉株式会社の「ユメチカラ100」「キタノカオリ100」「石臼全粒粉(強力)」をブレンドした北海道づくしのパン。

バゲットのような生地のカタチから、焼成前に生地の両端を持ってベーグルのようなカタチに成形。
じっくりと熟成されたパン生地は旨みが強く、もちもちとした食感があり、口溶けも良かったです。

ドーナツ

江別製粉株式会社の「ユメチカラ100」と「キタノカオリ100」、布袋食糧販売株式会社の「愛知県産ゆめあかり」をブレンドし、微量のイースト+ホシノ+麦麹液+葛粉ペーストなどを使ったドーナツ。フライ油は、国産菜種油100%です。

フライヤーの温度が高見シェフのお店でフライされている時よりも低かったため、なかなかシェフが思われているような色付きになるまで時間がかかったのですが、ふわっふわでもっちりとしており口溶けも良く、ドーナツ=油っこいとイメージは全くなかったです。

お礼Thank you

モバックショウ2日目。
デモンストレーションの最後には、観覧くださったお客様からの質問に対して、高見シェフが丁寧にお答えになられていました。
より伝わりやすく説明をしたいということで、ホワイトボードがあれば良かったのですが、なかったためダンボールに白い紙を貼り付けて高見シェフのお考えになられていることを熱弁されていたのが印象的でした。
また、この日も前日同様に非常に多くお客様に足を運んでいただきました。
デモンストレーションを終わるまで熱心に見てくださったお客様も非常に多く、高見シェフのパンに対する考え方が垣間見れた貴重な1日でした。
今回、高見シェフにご使用いただきました材料などはママパンでも取り扱っておりますのでご検討を頂けますと幸いでございます。

ご使用アイテムItem

モバックショウレポートReport